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小さな世帯で生活するリスク

実家に帰ってきてニート同然の暮らしをしていると、実家暮らしの快適さとコストメリットについ安住してしまいそうになります。
親が建てた家は集中暖房ガレージ風呂つきで家賃タダですし、車もあればBSアンテナもあり実に快適です。
しかも家賃は発生しません。

加えて、こちらに引っ越す際にわかったのですが、国民健保の保険料が月1万近く下がったんですよね。これは札幌市の保険料が京都に比べて若干安いことに加えて、私が両親の「世帯」に加入することにより保険料の計算方法が変わることにより大幅減額することが原因でした。
(書類上のテクニックで税金や公共負担が減ったりする制度、というか繁雑さにはカフカ的不条理を感じますが。)

家族集住のメリットは衣食住くらいのものだと思っていましたが、社会保険料・公的扶助/負担などの法制度的側面も含めて「家族がバラバラで暮らすコスト」というのは思いの外高いものだと改めて認識した次第です。




そんな中で以下の記事を読みましたが、格差拡大の要因のひとつとして大家族の減少が指摘されていて、とてもおもしろい視点だと思いました。


日本は大家族制に戻っていく?

日本でもむかしは祖父母、父母、子ども夫婦、孫の4世代が同居するのがふつうで、世界の多くの国々ではいまでも大家族が一般的な居住形態です。貧しい国では家族がいちばんの安全保障で、みんなが身を寄せ合って暮らしているのです。

大家族では、一人あたりの生活コスト(住居費や食費)はきわめて安くなります。夫の給料で妻と子どもを養う核家族や、家や食事などすべての支出が個人単位の一人暮らしでは、当然、生活コストは高くなります。

ひとびとの暮らし方が核家族や一人暮らしに変わっていくにつれて、生きていくだけで精いっぱいの(家賃と食費を払ったらなにも残らない)ひとたちが増えていきます。単身世帯や母子家庭が多くなれば、経済格差も広がっていくのです。


ワープワや母子家庭などの経済弱者が都市部を中心に増加していると言いますが、見方をかえれば小規模な世帯で生活するライフスタイルのコストが彼らを経済的窮地に追い詰めているともいえます。

まあだからと言って「親元や田舎に帰れば解決するじゃん。」というつもりもないですし、私が住みやすい実家を離れて10年以上単身生活を送っていたのと同じように、人それぞれにライフスタイルを選ぶ自由があります。

しかし、経済格差の拡大と公的福祉の破綻が進めば大家族制へのゆり戻しがありうると論が続きます。

それに対して、核家族化や単身化にともなう経済格差の拡大は簡単に解決できます。

成人しても実家で暮らす“パラサイト”が話題になりましたが、これはきわめて経済合理的な選択です。国家の提供する安全保障が不安定になれば、日本はまた大家族制の社会へと戻っていくのかもしれません。


我々が自由にライフスタイルを選択して「家族のしがらみ」から比較的自由でいられるのも、社会福祉など国家の(または企業などが)提供する安全保障を前提にしているにすぎないということですね。



とはいえ、安全保障というもたれ合いの単位として、「家族」だけを想定するのも違和感はあります。
私としては「ルームシェア」とか「ケアハウス」とか、(あとは「ギークハウス」とか?)色んなかたちで相互扶助とライフスタイルの両立をはかることができるのではないかな、という気がするからです。

家族というのは運命共同体としては強固になりうるでしょうが、これからの時代に血縁関係以外でも色々と共同体をつくる手段はあるでしょうからね。



国家が財政破綻した「有事」の世界でそういう甘いことを言っていられるかはわかりませんが、突っ込んだ相互扶助やネットワークをつくっていくことが、国家に依存しない「安全保障」の一つなのではないかと思っています。




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.25 2012
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京都在住の阿部です。 地図と薀蓄で一杯やりましょっ なんとなくデザインをもとに戻しました

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