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原発について軽い気持ちで書いてみる その1


原発の話になると、とにかく長くなるし議論に耐えられるだけの知識もないので蜂の巣になってしまうことは覚悟しつつも、気になったことはまとめておきたいと思い立ったので、書いてみます。

ちなみに私のスタンスを明らかにしておくと、「今日本で動いている原発と核燃力サイクルはオワコンだと思うけど原子力にはまだ期待できると思います。」くらいの感じですかね、今は。




・原発のオペレーションで一番やばそうなこと


使用済核燃料で原発が止まる


ざっくりまとめると、

・そもそも、使用済核燃料の持って行き場がないのであと5年くらいで日本の全原発は行き詰まる(福島の事故がなかったとしても)。
・六ケ所村の再処理工場が完全稼働すれば、年間800tを処理できるけど年間180t分処理能力が足りない。
・再処理工場が稼動すると年間4.8tの核分裂性プルトニウムが生成されるけど、福島第一・第二・浜岡のプルサーマルがとまったので年間0.6t分が処理しきれない。
・っていうかすでに31tも貯まってる!
・プルトニウム以外の放射性廃棄物も最終処理施設が全然決まっていないから行き場がない。
・上記の計算は未稼働の施設コミの計算なので、どっかの稼働が遅れればその時点で破綻。
・一つ一つの処理施設には兆単位の建設費が発生。


 ・・・定期点検後の原発再開がらみのゴタゴタよりずっと重い話ですよね。


原発の運転をとめても使用済み核燃料は原発内のプールにそのまま残るわけですから、これを処分しないことには原発の危険性はあんまり減らないし、脱原発しようにもこれ解決しないと廃炉もできない。

ともかくどこか日本国内に処理施設を作らないとしようがないんだけど、やっぱり揉めに揉めるでしょう。

この話になると推進派も反対派もみな口をつぐむ、って感じですかね。





・原発動かすたびにプルトニウムがでるのはどうにかならんの?

上記で触れたけど、今の原発の核燃料サイクルにはプルトニウムが生成されるという問題があります。核兵器放棄の観点からも放射性物質としての危険性からも、プルトニウムというには非常に厄介な物質だし、それを生み出す原発ってのは事故のあるなしに関わらず「邪悪」な存在なんですよね。
ただ、「プルトニウムを生み出さない原発」だってあるにはあるのです。

さよならウラン、こんにちはトリウム

中国産トリウム原発はどうなのよ?

中国が開発する「クリーンな新型トリウム原発」とは

記事を読んでいる限り、なんで最初からトリウム溶融塩炉にしなかったんや!!っとしか思えない。

確かに、トリウム原発でもセシウムやヨウ素なんかの核分裂生成物はでますので、福島のように原子炉が損壊したケースについての危険性はやはりあるようなんだけども、メルトダウンのリスクは低いしプロトニウムはむしろ燃料として消費できるしで非常に魅力的に感じます。

じゃあなんでトリウム原発やらなかったの?ってはなしですが、ここからがよくわかんないんですよね。
ざっとみた範囲では

・そもそも原発始めた国は(日本以外)基本的に原爆作りたかったので、プルトニウムが生成されるウラン燃料サイクルのほうを選択した。
・ウラン燃料ルートで突っ走ってしまったので、今更膨大な研究費をトリウム原発に投資するメリットが生じなかった。

という説明が多い。なんだかスッキリしないが、ともかく技術的な問題より政治的・経済的な理由で開発は進んでなかったみたい。とはいえ、基本的にコスト高の再生可能エネルギー系(太陽光や風力)以外の選択肢ということで、おもしろいとは思うんですよね。




・なんで日本はそもそも原発(しかもウラン燃料の)を始めたの?

最終的にはここに話が戻ってくるんです。核燃料サイクルの問題からしても、核放棄という「国是」との兼ね合いからも、被爆国日本がどうして原発大国へ進む選択をしたんだろう?って。

こっから先はまた話がすごい長くなるのですが、ともかく書籍を2つ紹介するだけで今日はやめにします。
「原発・正力・CIA」はタイトルが陰謀論くさいけど、CIAの公開文書の研究をベースにした真面目な本なので安心して読んでください。



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(2008/02)
有馬 哲夫

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(2011/05/10)
武田 徹

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.02 2011
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京都在住の阿部です。 地図と薀蓄で一杯やりましょっ なんとなくデザインをもとに戻しました

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